伊坂幸太郎:陽気なギャングが地球を回す

伊坂幸太郎:陽気なギャングが地球を回す | 螺旋日誌

陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)
伊坂 幸太郎
祥伝社
売り上げランキング: 1469

予想したとおりの読みごたえと面白さ。やはり「外れがない」作家だなぁと思うのだけど、そこがかえって退屈なのかもなぁ、とちょっと矛盾したことを考えてみる。

これが無名の新人の作品だったら体中を総動員して賞賛の声を送りたいのであるが、伊坂氏ということがわかっていると「どうせこのアイテムがこう関わってくるのでしょ」という、大どんでん返しの種がほぼ読めてしまうので少し興ざめな感はある。そんな予想をしていても素晴らしいエンタメ性を十分に持ち合わせているんだけどね。

銀行強盗の話だけどとにかく「陽気なギャング」で登場人物が個性豊か。それぞれの特技を組み合わせて、銀行強盗を軽々とやってのけるプロだ。誰も傷つけずに、しかも銀行にいる人相手に演説までやってのけて、お金だけうまくもって帰るという。そんな彼らが仕事中に出会ったハプニングから、事件(自分で起こしているのだけど)に巻き込まれていく様を描く。ギャング(銀行強盗)が主人公のミステリ(サスペンス?)なんて読んだことがない!!
分量もそこそこ読みやすく仕上がっているので、あまり長い物語には集中できない、という人は是非お試しください

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