大崎 善生:アジアンタムブルー

大崎 善生:アジアンタムブルー

アジアンタムブルー (角川文庫)
大崎 善生
角川書店
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 「パイロットフィッシュ」に続いて読んでみる。
 同じ作者なので当然だけど、雰囲気は同じような感じ。前半は特に。いろいろな出来事をまるでフリーマーケットのように並べ立てているだけな印象。だが読み終えた後にそれら一連の出来事が、主人公の得も言われぬ感情をこれ以上ないくらいに体現していることに気づくのだ。


 そう、前半はグダグダかもしれないが後半はすさまじい勢いで魅せる。その実フィクションによくある話だ。だが恋人達の語らいの一つ一つの思い出が、いちいち格好良くて切ない。

 特に赤い月のエピソードはすごく好きだ。赤い月に気づかない方が幸せだろうか?私にもわからない。

Tatsuya/spyral について

ぎりぎりアラサーな雇われ機械設計技術者。工作機械・航空機搭載機器・自動化ラインなど広く浅くやっております。使用可能ツールはCATIA,Inventor,Pro/E(Creo),Femapなど。 岡山県在住。大阪、名古屋に在住歴。熱しやすく冷めやすい、広く浅いオタクです。中学の頃から中二病+PCオタクを発症したままオッサンになりました。二次元ではない嫁を探しています。 ガジェット、カメラ、Android、3Dプリンタ、フィギュア造形、に興味があります。 積ん読好きです。読書目標は100冊/年。
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