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米澤穂信:儚い羊たちの祝宴
ラスト一行でのどんでん返し、「最後の一撃(finishing stroke)」にこだわった(連作)短編集。こういう面白い仕掛けがある、と事前に知らされていて、あらゆる予測をしながら読むのだが、確かに最後の一行で「そうきたか」と思わせる逸品揃いだ。
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上田 早夕里:ショコラティエの勲章
東京創元社
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京都に本店を構える老舗和菓子屋と、そのご近所に新しくオープンしたショコラトリー(平たく言うとチョコ屋さん)を舞台とした物語。ミステリとしては何とも異色な舞台設定でありながら、読む者全てを甘いお菓子の世界へ引きずりこんでしまう、なんとも不思議な香りを漂わせている。
西尾 維新:クビツリハイスクール
講談社
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うーん…。3冊目にしてもしかすると西尾氏の作品とは相性が合わないのかも、と思い始めました。もう少し若い人向けなのかな。
登場人物は個性的で面白いんだけど、どうも肝心のストーリーの方が薄い。この本自体が前2作に比べて薄かったから仕方がないのかな?
文章もどうも冗長な言い回しが多くて辟易させられるのが残念。眠くはならないけど、ドキドキもしない。
西尾維新:クビシメロマンチスト
講談社
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文庫化第二弾、十分に咀嚼しながら読まないと勿体ないな、などと思いながらも一気に読み終えてしまった。変わらず登場人物が濃ゆい。言い換えると非常にライトノベル的な設定。
近藤 史恵:サクリファイス
自転車のロードレースでは、エースの勝利のためには自らの勝利を犠牲として、チームでの勝利を目指さなければならない。サクリファイスとは、犠牲の意味だ。
この本を読み終えた時、この物語をミステリと片付けてしまうには難しい、深い感銘を受けるだろう。そして、犠牲とは何か考えることになる。何もロードレースだけの話ではない。私たちの実生活でも、多くのものを犠牲にして、そして同時に誰かの踏み台にもなっているだろう。
西尾 維新:クビキリサイクル
講談社
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自分でも意外なことに、西尾氏の作品を最後まで読み終えるのは初めて。それは興味が無かったとかではなくて絶対面白いのがわかってるから。
森博嗣にあこがれてメフィスト賞に応募して見事受賞しちゃった本作が私のツボを突かないはずないじゃないか。ハマると散財しそうで怖かった。
…でも文庫本が出てきちゃったら買うしかないよね。装丁も綺麗なので図書館ですませるのは勿体ない。
しかし読み終えて、内容に関してはちと期待が過ぎたのかもしれない、と思った。ミステリとしては平凡かもしれない。
ただ、キャラクターはいい意味でも悪い意味でも平凡から外れまくっているし、シリーズを追うごとに面白くなるそうなので期待して読み続けたいと思う。
米澤穂信:遠まわりする雛
古典部シリーズと知らずに借りてしまったので文庫を待たずしてレビュー、少々フライング気味である。
短編が七篇収録されている。時系列的には今までの物語の隙間を埋めるような感じらしい。
ミステリーというよりは、やはりホータロー達の青春・成長を描いたライトノベル的な味付けが濃いように思った。しかしその中でさりげなく謎を置いていくのが米澤氏の真骨頂か。
米澤穂信:犬はどこだ
東京創元社
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米澤氏にしては珍しく、学園モノに非ず、なんと探偵モノだ。とは言っても犬探し専門の(はずだった)新規オープン探偵事務所の、だが。
よくまとまっているしキャラクターにも味があって読みやすい。だが、少しオシャレにまとまり過ぎている気もする。抑揚が小さいとでも言うべきか。
ストーリーは非常に現代的、完全に若者向け。
海堂 尊:チーム・バチスタの栄光
第四回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品、押しも押されもせぬベストセラー。
映画化もされたようなのでかなりメジャーな作品だ。
手術室という、特異な場所で行われる殺人。
そして多くの監視の目が光っているという点である意味密室とも言えるのだ。
直接死に関わるようなモノを持ち込むのも不可能。
かつ、術死に見せかけたように殺さなくてはならない。
そもそもこれは、本当に殺人なのか?












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