犯罪加害者の家族という視点で描かれる、一人の青年の半生。自分のために罪を犯した兄を心の底から憎めないまでも、自分にのしかかる凶悪犯罪者の弟というレッテル。それでも届く、塀の中の兄からの手紙。
どうすればいい?
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犯罪加害者の家族という視点で描かれる、一人の青年の半生。自分のために罪を犯した兄を心の底から憎めないまでも、自分にのしかかる凶悪犯罪者の弟というレッテル。それでも届く、塀の中の兄からの手紙。
どうすればいい?
常野物語というのはこれが2作目らしいのだけど、知らずに読んだ。面白かった。
人物の描写が活き活きしてて、さらに情景描写も半端なく上手いのでまるで私もそこにいて一緒に話を聞いているような心地がした。
ストーリーも、まったりほっこり、のんびりした田舎の暮らしから、息を飲む展開まで緩急が素晴らしい。結果的に楽しい話では無いけれど、心に残る一冊です。
1年以上熟成させてやっと読んだのだけど、シリーズものだということをすっかり忘れていた。続編はいつ発売されるのだろうか?
内容はそろそろお腹いっぱい・・・な展開なんだけど、これで次回にどうつなげて行くのだろう、と気になるのも確か。ただこれ続きモノにする意味あるのかしら?商業的な理由のみか。
RPG等でお馴染みのあの武器の由来や、本来の姿、使用者などが一通り解る本。一つの武器につき長くても3ページほどの紹介なので、「よくわかる」とは言えないのが残念だが、読み物として考えると良い出来。
自分が科学と信じているものは実は科学でなかったりする。絶対に真理を説く方程式だと考えていても、実は人間が都合の良いように作っただけのものだったりする。
世の中の多くは仮説で、それがたまたま上手くいっているだけに過ぎない。常識と言う名の仮説を捨て去るのは難しいことだが、それに見合うリターンはあろう。
8年後に人類は小惑星衝突によって滅亡します。
という発表から5年後の世界。そこで生きる人々を描く、ファンタジーで且つリアルな物語。
終末、この世の終わり。とあるマンションの周辺で起こる様々な事象。きっと世界中のどこでだって起きているような些細な事。だけど、それぞれの人生を抱え、それぞれに終末を生きている人にとってはずっと意味のある事かもしれない。
終わり。それは切ない。だけど、終わりを見つめることで暖かくなれる場所もあるのかもしれない。
古典部シリーズと知らずに借りてしまったので文庫を待たずしてレビュー、少々フライング気味である。
短編が七篇収録されている。時系列的には今までの物語の隙間を埋めるような感じらしい。
ミステリーというよりは、やはりホータロー達の青春・成長を描いたライトノベル的な味付けが濃いように思った。しかしその中でさりげなく謎を置いていくのが米澤氏の真骨頂か。
米澤氏にしては珍しく、学園モノに非ず、なんと探偵モノだ。とは言っても犬探し専門の(はずだった)新規オープン探偵事務所の、だが。
よくまとまっているしキャラクターにも味があって読みやすい。だが、少しオシャレにまとまり過ぎている気もする。抑揚が小さいとでも言うべきか。
ストーリーは非常に現代的、完全に若者向け。
読み物としても面白いし、一方でこういう投資法もあるのかと感心する。その方法論は破天荒なようであるがその実計算つくされているのだろう(多分、きっと)。
体験談が主なので、過剰な期待は厳禁だが、目から鱗は落ちる。値段相応に。
一方でどうも文章の書き方にクセがあるのが馴染めなかった。嫌な感じは受けないのだけれど。
昭和初期、戦後の復興真っ直中の時代から、平成の時代に至るまで続く、親子三代の警察官を描いた物語です。
難しいことを抜きにしながらも、当時の情景や生活感を感じる事が出来ました
さらに次を読み進めたくなるような暖かみのあるような面白さでした。
そのことは一日で上下巻を読み終えることができたた私が保証しましょう!