4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1401ページ
タグ
メタ情報
4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1401ページ
寒くてイタい。イタすぎて俺の封印されし魔眼が発動しそうになった。よくこんな小説書けたな!
でも全然面白くないわけじゃなくて、斬新だなーとは思う。ライトノベルなのにライトノベルっぽい設定がないというか、いや設定はありまくりなんだけど。わけわかりませんね、すいません。
数ある積読をさしおいて、一番に読み終えてしまった。読みやすい上にテンポが良いので気がつくと戻れないところまで引き込まれていく。この状況はあまり脳には優しくないかもしれない。いや、優しすぎて駄目になっちゃうかもしれない。
基本的に1人称で描かれる妖精さん(とか)の世界である。それが相変わらず面白い口調で、各所に言葉遊び、笑ってしまう表現が仕込まれている。読んでいて退屈だけはしないことを保証しよう。頭をユルくしたいひとむけ。
本書のタイトルは「さおだけ屋ってなんで潰れないんですかね? メソッド」により生まれたらしい。なるほどなー。確かに気になる内容でありながら、内容とはあまり関係がない(こともないが、どんな内容なのかは想像つくまい)。
読後感は、これ以上ないくらいライト。どちらかというと童話に近いテイストを醸し出している。頭を使う本ではなく、休める本。最近聞かなくなった「癒し系」という言葉が合う。
ここまで単純な(褒め言葉)物語を書くのも難しいだろう。続編を書きやすい土台を作り上げていたり、ライトノベルらしさ溢れるイラストとの競演による世界観の構築など、売れる要素を散りばめているのはさすがである。商売として小説を書く以上、これぐらいの構えがなければ売れていけない。