狼と香辛料 (7) (電撃文庫 (1553))
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支倉 凍砂
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7巻は初の中・短編集。
6巻までの旅の流れからは一度離れることになる。時系列は各話で異なるが、1篇目の中編は果たしていつの話なのだろうか、興味深い。
どの話も綺麗にまとまっているし読みやすい。登場人物の豊かな表情や壮美な情景がこの目で見るように感じられる。(挿絵があるから実際見ているという説もある)
3篇目は、初めて語り部をホロとして描かれているエピソードだ。賢狼にしてはちょっと柔らかすぎるのではないか、と思わないでもないが、従来と同じような展開に飽き飽きしていた諸兄には効果覿面の清涼剤となろう。