2月の読書メーターまとめ(8冊/2617頁)


1月と同じく8冊ですが、今月は珍しく文字より絵の多い本が1冊入っちゃってるので、実質7冊でしょうね。
やはり私には年間100冊がいいとこのようですね。読書に重要なのは冊数ではありません(キリッ
でも、本屋とか図書館とかいくと、「この本全て読めないけど、きっとこの中にすっげえ好きになる本があるんだろうな」とか思えて来ちゃいませんか。数撃ちゃ当たる戦法になりたくなる気持ちもわかるでしょう?

2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2617ページ

今月から、「今月一番面白かった本」と題して一冊を紹介しようと思ったのですが・・・
今月は一冊に絞れませんでした!
「旅のラゴス」「火車」「百瀬、こっちを向いて。」がどれも面白かったです。
あら、全部ジャンルが違いますね!オススメですのでぜひ一度読んでみてはいかがでしょう。
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筒井康隆:パプリカ

パプリカ (新潮文庫)
パプリカ (新潮文庫)

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筒井 康隆
新潮社 (2002/10)
売り上げランキング: 60957

 姿も声も知らないはずなのに、読み終えると私もパプリカの虜となってしまっていた。それほどに魅力的なのか、彼女は。ただ、SF物語が作り上げた人格であるはずなのに。

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筒井 康隆:鍵―自選短編集

鍵―自選短編集 (角川ホラー文庫)
筒井 康隆
角川書店 (1994/07)
売り上げランキング: 375976

 どう考えても、こんな話を書ける人は頭おかしいとしか思えない(褒め言葉)ホラー短編集なので当然怖いのだが、決してその恐怖を直に見せつけるわけではなく、異様とも言える雰囲気を持って恐怖を醸し出している。

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筒井 康隆:時をかける少女

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)
筒井 康隆
角川書店 (2006/05/25)
売り上げランキング: 322

 今まで読んだことがなかったので、新装版を手に取ってみる。もちろん件のアニメーションの影響。
 装丁こそ新しく、ぱっと見ライトノベルと見紛うようにはなっているが、内容は嫌でも時代を感じさせるものだ。この小説のイメージとしてはややはり原田知世の方がしっくりくるのだろう。古い中でもどこか新しい、そんな不思議さを感じさせる作品だ。
 色々な作品の原点、そして原典として読んでおいて損はない作品だろう。