カメラで小物を撮る際に、適当に机の上で撮るとどうしても背景が汚くなってしまいます。
ボカしてるので何が写っているかまではわかりにくいですが、ごちゃごちゃしています。
これを解決するためには、
こういった撮影ブースを用意するのが一番手っ取り早いと思います。
お値段もこのサイズで3000円程度と、カメラ本体に比べれば大した出費ではありません。
私の場合は商品を撮るわけでもなく、あくまで背景が隠せればいいやレベルだったので、自作してみることにしました。
あまり時間をかけすぎるのも勿体ないので、パパッと作りたいと思います。
まずは材料です。庶民の味方、100円均一で揃えました。
今回、100均で購入したもの
・自動車用サンシェード
・シートパラフィン(ラッピンググッズ)
・和紙(ラッピンググッズ)
・両面テープ
手持ちから流用したもの
・ガムテープ
・ダンボール(Amazon BX0231)
工具
・カッターナイフ
・はさみ
別途購入が必要なもの
・照明設備(後述)
少し脱線しますが、100均で「これはこうすればアレに使えるな~」と考えるのは楽しいですね。
そのせいで、買い物の時間を含めると1時間ではさすがに終わりません。
設計図は頭の中!失敗しても致命傷は無さそうなブツですから、テキトーにゆる~く作っていきましょう。
まずはダンボール箱のフタ、入り口部分をつなげて、撮影に使える部分を広くします。
もっと大きな箱があれば、口の部分を捨てるという選択肢もありそうですが、撮りたいモノと照明の具合を考えて制作したほうがいいでしょうね。テキトーに作ろうとは言いましたがそれぐらいの青写真は考えておるのです。
パラフィンシートは、光線透過率はトレーシングペーパーみたいなもんですが、ラッピング用に作ってあってちょっと丈夫なのが良いですね。サイズもピッタリなものが100均にあったので満足です。
何に使うかというと、ライティングのディフューザーですね。光線がそのまま当たるとキツすぎるのでやわらげるために設置します。
側方からライトを当てるのであれば、3面をディフューザーで囲うのが良いと思いますが、今回は強度面と手軽さの面から、光源は上部のみとして左右はどうにか反射でごまかすことにします。ごまかせるレベルなのかどうかは作ってみればわかるぐらいの勢いです。
上部を切り欠きます。構造上ライトを乗せておかないといけないので、蛍光灯を基準にサイズを決めました。もちろん使うライトによってこの辺はどうにでも変化すると思います。クリップライトを使われる方が多いみたいですが、私は熱のもちにくさと、光源に幅を持たせる意味で小さな蛍光灯を買いました。蛍光灯なら少しの撮影の間ならばブースに接していても大丈夫な発熱量です。
注意;とはいえ確実に発熱するので、置きっぱなしは危険です。メーカーも安全性について警告する使用法です。自己責任でお取り扱い下さい。
こんなところでしょう。だんだん形になってきました。
ダンボール内部左右の壁に、これまた100均で仕入れた「自動車用サンシェード」を適当な大きさに切り、両面テープで貼り付けました。相変わらず汚い仕事ですがこの程度で十分です。というのも、レフ板というよりは左右のダンボールで光を吸収してしまわないためのもの程度ですからね。白い紙を貼るだけでも良かったかもしれません。アルミホイルを貼り付けている方も多いようなので、お手軽さではそちらの方が上かもしれません。ちょっとだけ見た目と強度面を気にしてみました。
背景素材に選んだのは、ラッピング用の和紙。これも100均で購入しました。
色画用紙ではなく和紙を選んだのは、シワが目立ちにくいだろう!という点でのみです。
この和紙を固定する方法を正直考えておらず、ちょっと悩みました。
要求仕様としては
・簡単に交換できること
・できればあまりシワがつかない
・角の部分は綺麗にR(曲がり)がつくこと
ぐらいなもんですかね。で、結局の実装としては
ダンボールに切れ目を入れてそこに差し込む。
で、エエじゃないかと。
差し込み部分以外はそうシワにもならないので、悪くない感じです。
というわけで完成しました。
運用風景です。
レフ板を別途用意して、手前から光を当てにいった方がよいですね。
この辺は撮影しながらの調整でなんとでもなるでしょう。
光が柔らかく撮れて良い感じです。
背景の色を何パターンか用意しておけば、雰囲気の違った写真もうまく撮れるようになる・・・かもしれません。
この辺は光の当て方とか、まだ修行が足りませんがボチボチやっていこうと思います。