田中 ロミオ:人類は衰退しました 2

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2)
田中 ロミオ 山崎 透
小学館 (2007/12/19)
売り上げランキング: 91

 数ある積読をさしおいて、一番に読み終えてしまった。読みやすい上にテンポが良いので気がつくと戻れないところまで引き込まれていく。この状況はあまり脳には優しくないかもしれない。いや、優しすぎて駄目になっちゃうかもしれない。

 基本的に1人称で描かれる妖精さん(とか)の世界である。それが相変わらず面白い口調で、各所に言葉遊び、笑ってしまう表現が仕込まれている。読んでいて退屈だけはしないことを保証しよう。頭をユルくしたいひとむけ。

支倉 凍砂:狼と香辛料

狼と香辛料 (電撃文庫)
狼と香辛料 (電撃文庫)

posted with amazlet on 08.02.11
支倉 凍砂
メディアワークス (2006/02)
売り上げランキング: 36

 ライトノベルの素材というのは基本的には同じものであるハズ。だのに、味付けが違うだけでこうも魅力的な作品に仕上がってしまうのだな、というのを改めて思い知らされる作品である。第12回電撃小説大賞において銀賞を獲得した本作は、中世ヨーロッパを思わせるファンタジー寄りの世界、そして獣耳を持つ少女、というか神様、と行商人の旅を描いている。

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伊坂 幸太郎: オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社 (2003/11)
売り上げランキング: 1294

 伊坂幸太郎氏のデビュー作である。現実感のないミステリ、といったところだろうか。ファンタジー小説に分類するには無理があるが、かなり現実離れした設定であることは間違いない。

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滝本 竜彦, 佐伯 淳一: ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(1)

 同名小説(レーベルは違うが私はライトノベルだと思う)のコミック化。なんと、原作が刊行されて6年以上経った今になって実写映画化されたそうで。原作者の滝本氏はきっとウハウハ(死語?)である。

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村上 春樹:東京奇譚集

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
村上 春樹
新潮社 (2007/11)
売り上げランキング: 719

 どこか不思議な物語が5編収録された短編集。久々に村上春樹の作品を読んだ。相変わらず何が魅力なのか解らないし、筋が通った話が好きな私にはとても苦手なタイプなんだけど、それでも何かに惹かれる。

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筒井 康隆:鍵―自選短編集

鍵―自選短編集 (角川ホラー文庫)
筒井 康隆
角川書店 (1994/07)
売り上げランキング: 375976

 どう考えても、こんな話を書ける人は頭おかしいとしか思えない(褒め言葉)ホラー短編集なので当然怖いのだが、決してその恐怖を直に見せつけるわけではなく、異様とも言える雰囲気を持って恐怖を醸し出している。

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伊坂 幸太郎:アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
伊坂 幸太郎
東京創元社 (2006/12/21)
売り上げランキング: 566

 このミステリを読む誰もが、冒頭から抱き続けることになる疑問。その解答を考えているばかりでは、まんまと作者の罠にはまってしまうだろう。

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佐藤 富雄:「朝の習慣」を変えると人生はうまくいく!

「朝の習慣」を変えると人生はうまくいく! (青春文庫 さ- 24) (青春文庫 さ- 24)
佐藤 富雄
青春出版社 (2007/12/08)
売り上げランキング: 16356

 なぜかことあるごとにサプリメントの摂取を勧めてくるよくわからない本。突拍子もなくサプリメントを推してくるので、何か裏があるのかと勘ぐってしまうが、そういうわけでもないようだ。

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