梶尾 真治:おもいでエマノン

梶尾 真治:おもいでエマノン | 螺旋日誌

おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)
梶尾 真治
徳間書店
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 タイトルにもなっている「エマノン」は生命の歴史を全て記憶している女性。いや、記憶しているというより、世代を超えて体験し続けているといったほうが正しいだろうか。
 この作品は、そんな彼女が放浪の先で出会う様々なヒトとの物語を描いた連作中編集。

 彼女の記憶、悠久の時の流れの中で、彼らと過ごした時間はほんの一瞬でしかない。しかし彼女はそうしたスタンスでヒトと接しない。どこか達観している部分はあるが、真摯にヒトと向き合っている。
 原始地球からの生命と共に歩んできたエマノンの話であるから、その内容も生命とは何だろうか、と考えさせられるものが多い。

 ちなみに、鶴田謙二氏の作画でコミックスとしてリバイバルしている。今年の5月出版なのでかなり新しい作品。最近までAmazon品切れだったのだが今見たらあったので早速注文しました!

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