読了。
Vシリーズを全て読んでいない私にとっては少し難解というか、面白さ半減といった感じだった。「黒猫の三角」だけは読んだので、聞いたことある名前もちらほら登場するのだが、最後まで頭の中は「えー!?なんでそうなるの?」といった感じだった。
これから読もうと思っている方には、まずVシリーズを読破するか、ある程度知識をつけてから読むことをオススメしたい。他の方のレビューに書いているような、二つの物語が交錯して「そうだったのか」と思う(であろう)場面には遭遇するのだが、Vシリーズのキャラクターにあまり面識というか感情がないので、どうにも面白く読めなかったのが残念だ。
「秋」は、四季の物語というよりは萌絵と犀川の物語といえるだろう。四季シリーズの中では、相対的に現実の香りがする物語。春・夏とはまた違った色を見せた作品だ。