「捗る」ってタイトルに入れたかっただけです。
(ずいぶん昔ですが)三脚を買いました。SLIKの724 EXIIというカーボン三脚です。
そんなに良いものではないですが、カメラに見合うように安くもない感じで選びました。
売り上げランキング: 28829
三脚はヤバイ。
なにがヤバイって、まず値段がピンからキリまであるのに素人にはその違いの重要性がわかりにくいのです。
実は私も多分解ってないけどとりあえず今思っていることを書いてみます。
重要性がわかりにくい。どれを選んだら良いのか解らない。
だからといって下手に某価格サイトなどで
「一眼レフで夜景を撮ろうと思うのですがオススメの三脚はありますか?予算は一万円です><」
などという質問をしようものならばベテランから中級者から入り交じってまずはその質問者にアドバイスという名の罵声を浴びせ、二言目には自分の三脚自慢が始まり、次には質問者を放置して三脚談義が始まります。
マジヤバイ。
つまるところ写真上級者からすると、一万円程度で三脚を語ろうとするな、というところに落ち着くわけです。
私も最初は驚きました。カメラ本体の価格に対してそこまでお金をかけるべきものだろうか?と。
もちろん、三脚は手ぶれを防ぐ上で無くてはならないものですが、脚が3本生えていればどれも安定性は同じようなものではないですか。それなのになぜ数千円のものから数十万円のものまであるのでしょうか。
ブレを防ぐには安定した撮影環境が必須なのは言うまでもないでしょう。そして三脚の善し悪しは、そのブレをいかに防ぐかで決まるといえます。そういう面で、腕が同じであれば、良いものを使えばそれだけ良い写真を撮れるというのはほぼ間違いないでしょう。
ただ、我々が三脚に見いだす価値はそれだけで決めるべきではないと思います。
ある人は持ち運びが容易にできることに安定性以上の価値を置くかもしれないし、ある人は頻繁に設置するため、設置が楽にできることに価値を見いだすかもしれないですよね。使う人によってその価値は様々であるといえます。だからこそ「三脚はこれを買っておけ」とは上級者でも一概には言えないし、メーカーも様々なバリエーションを提供しているのでしょう。
自分の使い方と金額に納得した上で決めれば、それがその人にとっての最高の三脚であることに違いないと思います。値段が高ければ良いのはあたりまえですが、いくら高くて安定性が良くても、片手で持てないほど重いのを山登りには持って行けませんよね。
さておき、三脚を使うと何が捗るかというと、ピント合わせがすげー楽なんですね。ピントなんてAFでいいじゃん、なんだけど、AFにしてもどこに合わせるの?ってことは結構重要ですよね。MFならいわずもがな。
カメラが固定されていれば、例えばライブビューでピントを合わせたい場所の周辺を拡大して、観ながらフォーカスポイントを決められるのです。そしてピンポイントで定めたポイントも、よほどのことがないと(三脚の安定性を覆すほどの衝撃を与えない限り)崩れないのですよ。
室内撮りを主に行う人でも、コンパクトな三脚・あるいはミニ三脚みたいなものを一台もっておくべきですね。
捗りますよ。(ドヤァ
といったものの、こんな本もあるのか・・・ちょっと気になりますね。