ある意味安定しているといえますが、生涯読書数から考えるともう少し読みたい。
私にしてはめずらしく人から勧められた本ですね。
恩田陸さんは初読ではない(ref: 恩田陸 )のですけど、そこまで数多く読んでいるわけでもないんです。
代表作の一つともいえる本作を今まで読んでいなかったのは残念ですね。
こういう機会をもらって今読めたからこそ良かったとも言えます。
なるほど。
おそらくこれが恩田さんの本来の作風なのではなかろうか、と思うのです。
というとジャンルを跨いで活躍されている現在では語弊があるかもしれませんが、「“ノスタルジアの魔術師”と称される」(Wikipediaより)らしいのであながち間違いではないのでしょう。
タイトル「夜のピクニック」は、なんと朝から次の日の朝まで夜通し80kmを歩くという、とある高校の伝統行事のことを指しています。
内容はすごく地味です。バイオレンスもアクションもありません。
でもその地味な行事を下敷きにして浮き上がってくる、登場人物の高校生たちの心情の変化と葛藤。
絶妙なさじ加減です。ちょっと繊細すぎるかな?とも思えるぐらい。
映画の方も観てみたくなりました。
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