高田 裕三:九十九眠るしずめ 明治十七年編 2

高田 裕三:九十九眠るしずめ 明治十七年編 2 | 螺旋日誌

 明治17年編に突入して2巻目。16年編が3巻刊行されているので、続けると5巻目である。絵とストーリーに、ますますの勢いが出てきた。少し話を広げすぎではないか、といらぬ心配をしてしまうくらい。


 幕末の混乱を生き抜いた、会津藩出身の密偵トラゲン、そしてその上司である藤田警部補。彼らは果たして何のために、誰と戦っているのか。あ、主人公は表紙の女の子です、お約束的に結構強い(妖力的な意味で)。

 ただの妖怪漫画と侮る無かれ。高田氏の描く明治の東京はなかなか趣がある。随所に「こういう時代なのか」と思わせる小ネタが満載である。

タグ , . ブックマークする パーマリンク.

Tatsuya/spyral について

アラフォー雇われ機械設計技術者。 試作・工作機械・航空機・自動化ラインなど広く浅くやっております。 岡山県在住。大阪、名古屋に在住歴。 熱しやすく冷めやすい、広く浅いオタクです。 二次元ではない嫁を探しています。結婚しました。 ガジェット、カメラ、Android、プラモ(AFVほか雑食)、フィギュア造形、に興味があります。3DプリンタはZortrax M200、Photon所持していますが大抵遊ばせているのでご依頼いただけれれば出力可能。 フィギュアの造形できないけどなんとなくワンフェス・ガレキ勢。 読書目標は100冊/年。(永遠の課題)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください