九十九眠るしずめ 明治十七年編 2 (2) (KCデラックス)
posted with amazlet on 08.01.15
高田 裕三
講談社 (2008/01/04)
講談社 (2008/01/04)
明治17年編に突入して2巻目。16年編が3巻刊行されているので、続けると5巻目である。絵とストーリーに、ますますの勢いが出てきた。少し話を広げすぎではないか、といらぬ心配をしてしまうくらい。
幕末の混乱を生き抜いた、会津藩出身の密偵トラゲン、そしてその上司である藤田警部補。彼らは果たして何のために、誰と戦っているのか。あ、主人公は表紙の女の子です、お約束的に結構強い(妖力的な意味で)。
ただの妖怪漫画と侮る無かれ。高田氏の描く明治の東京はなかなか趣がある。随所に「こういう時代なのか」と思わせる小ネタが満載である。