赤かわいいよ赤
古本屋で何気なく手に取って、何かに引かれるようにレジへ。最新の7巻以外をお買い上げ致しましたが、その日のうちにAmazonで7巻を注文ポチっとな。
そして勢い余って初めてのAmazonアソシエイトウィジェットを使って紹介までしている始末です。
アニメやゲームは知らないけど、原作本は結構良いので買うと良いと思うよ。単に私のツボに入っただけかもしれないので、やや慎重になる必要はあるかもしれませんが。
一人のサラリーマンが声優(のタマゴ)である女の子を拾ってしまってウフフアハハな漫画である。
一行で書くとこうなるんだけど、それだとあんまりなのでもう少し書き添えることにする。
男女が出会って、なぜか知らないがそのまま一つ屋根の下、という展開はあまりに王道すぎてツッコむ隙もない。あまりの不条理さに突っ込むべきところも見つからない。出会ったその日に一緒に寝ちゃうとか、大人の世界は難解すぎますよね。
その辺はおいといて、ヒロインがアイドル声優というのがなかなかユニークなのではないかと。あまり普段我々が触れない特殊な職業でありつつ、アイドルであるという。同棲とかバレたら即声優生命に関わってしまうわけですよ。
そんな微妙なところで立ち振る舞う主人公、松丸氏。よくあるラブコメよろしくいろんな困難が降りかかってくるわけだけど、どうもこの「Rec」の作者は基本的に深いトラブルにしたくないようで、結局「おまえ…いいヤツだったのか!」で終わる。松丸氏の浮気疑惑の時でも、ヒロインは多少怒るがそこまで深刻にならないわけだ。基本的に一つ一つのトラブルが短い。浅く狭くといった感じだろうか。
そうなってくるとリアリティの欠片もないが、元々そんなものを期待してはいけない。
この作品の感想としては、冒頭にも述べたとおり「赤かわいいよ赤」だけで正解である。