パナソニック システムソリューションズが液晶ディスプレイを使った文庫本サイズの読書端末「Words Gear」(ワーズギア)を開発。松下・角川・TBSが共同出資するワーズギア株式会社から発売され、コンテンツ配信サービスも開始されるとのこと。
むむ、これは素敵ガジェットの予感。
この手のモノに当たり前の機能として、文庫本サイズに文庫本が何百冊も入っちゃうし、動画や音楽も再生できる。嬉しいところとしては、絶賛値下がり中のSDカードを(パナだから)当然ながら使える点がいい。
しかし本はやっぱり紙じゃないと、という意識はあるし、実際に紙媒体のほうが便利なこともある。例えば料理のレシピなんかは、最近DSでもレシピソフトが発売されていたり昔からPCで参照できるモノがあったりするけど、やっぱり実際に料理をしながら見やすいものって言ったら紙でできている本じゃないかなと思う。好きなページを切り取ってスクラップもできる。
そういった利便性の他に、紙媒体の方が素敵だなぁと思うのは、所有欲と収集欲を満たしてくれるという点だろう。こういうのは男の方が強いというのは聞いた話だが、こうズラッと本棚に文学全集を全巻揃えてみたい、といった類の。ドラゴンボール完全版でもいいけど。
そんな中で電子ブックに期待するのは好きなときにコンテンツを手に入れられるその便利さでしょうな。わざわざ本屋へ出向いて本を物色しなくても、自宅で他人のレビューや出版社の紹介を見ながら選んだ本をそのままダウンロード。立ち読みができないし、Amazonに依存している今以上に本屋離れが進んでしまうのが難点ではある。
引きこもり加速!
前述したように、紙媒体の本にはいいところがあるし、本屋で立ち読みしてから買う本というものにも特別な意味がある。それと同じように、ダウンロード販売で買う本というものもある程度決まってくると思うのよ。あらかじめ買うのを決めている本とか、ほんとに暇つぶしで何でもいいやな気分な時とかね。
松下電器産業、東京放送(TBS)、角川グループの角川モバイルの3社は、電子書籍事業の新会社「ワーズギア」を10月2日に設立する。松下とTBS、角川グループホールディングスが9月26日に明らかにしたもの。
角川がライトノベルで攻めてくれるらしいので面白いことになるかもしれんぞ!