特許侵害認め、「一太郎」「花子」の製造禁止・破棄命令 – asahi.com : 社会
ITmediaニュース:ジャスト「一太郎」の販売中止を命じる 松下アイコン訴訟で判決
話題になってますね。特定のアイコンをクリックして、機能を知りたい場所でもう一度クリックすると、その機能についての簡単なヘルプが出るしくみが、「特許」らしいです。この機能が特許だったってこと自体に驚きました(しかも松下の)。
特許ってそれなりの独自性が無いと認められないモノじゃないの?と思ったら、89年に特許申請してるんだそうです。うーん、確かに89年には私には思いつけなかったなぁ。そもそも89年当時って、Windowsもそうそう普及してない時代ですよね。
ソフトウェアの特許が社会的に認められて、それが企業の武器になり得るということは、いい傾向だと思います。一太郎とATOKは好きですけど、金銭的な問題で使ってない(使えない)ので、ぶっちゃけ製造禁止になろうがどうなろうが私には関係ありません。しかしど〜も今回のは納得いかない。今となっては特許を取れるほど奇抜なもんじゃないですよね。普及してから特許料を求めるっていうのは某画像フォーマットの件を彷彿とさせてあまりいい気がしない…。一太郎の前に問題になったという別の家計簿ソフトでは、アイコンが「?」の文字だけだったためにOKだったとか…謎ですね。裁く側はちゃんと仕組みをわかってるのかなぁ、とも思ったり。
#裁判所の書類(判決文とか?)も一太郎で書かれているらしい。
#でもこの裁判の判決文だけは別のソフトで書いたとか…その必要はあるのか(汗
今回の松下の件とUnisysの件は比較にならない。
Unisys(GIFのLZW特許使用の件)は、最初特許使用権を行使しないで普及してから使用権料支払いを言い出した訳だけど、GIFを使ってる側はGIFの圧縮がLZW特許を使用している事を認識してたし、Unisysも分かっていた。
今回の松下の件は、ジャストシステムはこの特許に引っかかる事を理解していなかった。(まだ納得していないだろうし)
松下の法務部が言ってたけど、これで商売するつもりで訴えてる訳じゃない。自分たちの知的財産を守る事が目的。そこが大きくUnisysと違うかな。
個人的には上告するジャストの気持ちが理解出来ない。
郵政公社を訴えたヤマトみたいだなぁと。
企業としても松下は大人だね。
なるほど。確かに単純に比較できるもんじゃないね。LZWの件は「金払え」って言われるかびくびくしながらそれでもこそこそ使ってたわけか。(こそこそ?でもないな)しかし今回の件はジャストシステムにしてみれば寝耳に水なんだろうなぁ…。
上告するのは俺もどうかと思いますね。納得いかないだろうけどキッパリ司法で結果が出ちゃったわけだしなぁ…。でも何で今更?そして前のソフトはセーフだったのかなぁ…流れってやつなんですかね。
確かに松下のが一枚上手な感じがするね。どんとこい、みたいなカッコよさを感じます。
この件での松下の本心というか狙いは、ジャストをどうこうする事じゃなく、
この「特許」は松下のモノだ!
を広く知らしめるのが目的なんだろうなぁ。
松下はジャスト以外も訴えてるらしいし、松下のしている事は一貫性があると思うんだけど・・・。
日本の司法が、ついていけてない現実が悲しいかな。