2012年10月の読書(まとめられない)

10月のペースはまたしても1冊/月でした・・・。
ある意味安定しているといえますが、生涯読書数から考えるともう少し読みたい。

私にしてはめずらしく人から勧められた本ですね。
恩田陸さんは初読ではない(ref: 恩田陸 )のですけど、そこまで数多く読んでいるわけでもないんです。
代表作の一つともいえる本作を今まで読んでいなかったのは残念ですね。
こういう機会をもらって今読めたからこそ良かったとも言えます。
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8月の読書メーターまとめ

8月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1286ページ
ナイス数:49ナイス

「神様のカルテ」は、図らずしてタイムリーに読めてしまったかな。
映画も観に行ってみたいものだけど、あまり期待しないでおきましょう。
夏なのに暗い話ばかりでジメジメ。
9月は残暑を吹き飛ばすような、なにか爽快なのを読みたいですね。

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恩田 陸:光の帝国-常野物語

光の帝国―常野物語
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恩田 陸
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 常野物語の1作目。2作目を先に読んでしまったが、特に問題があるわけではない。私の注意力では「常野」の文字が無ければシリーズだとは思わなかったであろう。
 全10篇からなる短編集で、どれもが「常野」にまつわる話らしい。しかし全てを読み終えたからといって「常野」が果たして何なのかは解らない。
 全編に渡って、決して穏やかな話ではない。深い井戸を覗き込むかのような恐怖、そして好奇心がこの話を読み進める上での案内役となろう。
 単純に奇譚集と呼ぶには惜しいこの井戸の深さ、一度体験してみる価値はある。

恩田 陸:蒲公英草紙-常野物語

蒲公英草紙―常野物語 (常野物語)
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 常野物語というのはこれが2作目らしいのだけど、知らずに読んだ。面白かった。
 人物の描写が活き活きしてて、さらに情景描写も半端なく上手いのでまるで私もそこにいて一緒に話を聞いているような心地がした。
 ストーリーも、まったりほっこり、のんびりした田舎の暮らしから、息を飲む展開まで緩急が素晴らしい。結果的に楽しい話では無いけれど、心に残る一冊です。