村上龍の「69」が転がっていたので暇つぶしに読む。気分転換にはなった。もっと若い時に読んでれば良かったかも知れない。二人打ち麻雀に誘われたので気分はのらないがやってみる。役が無くてもドラだけで点数が稼げる麻雀だ。つまらない。が、賭けてはいないので楽しそうな顔をして打っておく。帰り道。書店に寄って、どうせ読むつもりも無い本を二冊買った。家に帰ると、冷蔵庫を開け、牛乳を一口飲んだ。目から汗が出てきた。
朝、家を出る時隣の部屋の人も同時に出てきた。そんなことどうでもいいが、なかなかない偶然だ。長いことここに暮らしていたが今まで隣人に会った事は無かった。いや、もしかしたら会った事はあって、彼が隣人だと気付かずにいたのかもしれない。どちらにせよどうでもいい。大学でろくでもない授業を受ける。この教授は嫌いじゃないが喋っていることは教科書そのままだ。学食でうどんを食う。うどんの上にとんかつが載っている、鬱だ。自分で選んでおきながら。しかも写真を撮り忘れている。何のために食べたかわからない。部室に行くと後輩達がスポーツ新聞を見ながら競馬の予想を立てている。どうでもいい。
一部フィクションです