売り上げランキング: 3,116
詳しい経緯は省略するが、なんか安いらしいので今日(11日)のレイトショーを観に行ってきた。そもそも「オーメン」って何なんだ、060606がどうかしたのか、ぐらいの予備知識。というかどちらかというと「ダヴィンチ・コード」の方が面白そうだと感じていたのだけれど、某所の権力でこうなってしまった。
「オーメン」(1976)の方はきっと観たことがあるんだろうけど、覚えにないので観た事がないのと同義だろう。さて、今回のリメイク版はというと、劇場でホラーなど見ること自体初めてなのだが、それなりに楽しめたと思う。しかしなんだかストーリーは薄っぺらいし、ホラーというよりグロ系の方が強い気がしたし、それでも衝撃的なシーンは数回しかないしであまりいいところは無かった。いつもはエンクレジットが流れ終わるまで席に着いてるんだけど、今日は遅いということも手伝ったんだろうけど、足早に立ち去ってしまった。あまり印象には残らない作品だった。
でも登場人物の心理的な面にのめり込む余地はあった。あと原作(?)を観てないからこそ思う新鮮さ。多分1976年版を見た後だとかなりショボく感じるんじゃないかな。本当に2006年になって、初めて観る人にだからこそそこそこ観れるんではないか。まぁ、リメイクっぷりは1976年版を見てない私には評価のしようがないんだけど。
今流行りの(?)宗教的なものが色濃く出ていたけど、正直仏教徒な私にとってはキリストだろうが悪魔だろうが興味の対象でしかないというわけだ。海の向こうの人にとっては、謎が隠されていそうな福音書だとかいうものが格好の好奇心の向き先なのかもわからんね。日本で徳川埋蔵金が追い求められるように。
「オーメン」は「エクソシスト」とならび「アンチ・キリスト(反キリスト教)」といわれていますが、まずこの「アンチ・キリスト」というのを、考えてみましょう。巨人が負けることに喜びを見出す「アンチ・巨人ファン」も「巨人ファン」だと言われることがよくあると思いますが、「アンチ・キリスト」もそれに近いものがあります。
「反キリスト教」と聞くと神の存在そのものを否定しているようにとらえがちですが、それは全く違います。むしろキリスト教を肯定して、「悪魔」の存在の拠り所にしています。
オーメン から引用
キリスト教自体を否定すると悪魔自体も存在しないことになっちゃうというわけか。