愚者のエンドロール (角川スニーカー文庫)
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米澤 穂信
角川書店 (2002/07)
売り上げランキング: 8200
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米澤氏の「古典部シリーズ」第二弾。省エネをモットーとするホータロー君が探偵役の学園モノである。
シリーズ前作「氷菓」は、ミステリといっても殺人事件は扱わないライトなものであったが、今回は殺人が起こる。とは言っても、劇中に登場する自主制作映画の中の話であり、実際に人が死ぬわけではない。
本作は、ミステリという言葉が指す曖昧さ、あるいは広義っぷりを示してくれる。提示される謎の答えは果たして一つなのか?自ら視野を狭めてはいないだろうか?