秒速5センチメートル」が、ようやく岡山にやってきた!
昨日から「シネマ・クレール」で公開とのことで、早速今日観に行ってきました。ミニシアターと定義される映画館に行くのは初めてです。一人で映画に行くのも…初めてかもしれないorz
このBlogで最初に記事中に登場してから、約11ヶ月!
その間なんだかもやもやしてたのがようやく吹っ切れた感じです。
以下、ネタバレは含みませんがなんとなく雰囲気が伝わってしまうので、これから観よう!とかDVDまで我慢!とか思っている方はご注意下さい。
結論から言うと、良かったです!
パンフレットはいい映画なら買おうと思ってたので買いました!素敵な装丁で600円!
DVDも限定版を即発注してしまいました。
評判は賛否両論あるみたいで、期待は半分程度だったのですが、映画館で観れて良かったと思える作品でした。逆に言うと、DVDで観てたらこの気持ちは抱き得なかっただろうなぁと。もちろんDVDでもホームシアター環境完備!なら違うんでしょうが…。
よくよくストーリーだけ考えると、かなり陳腐なものなんですよね。連続ドラマとかにありそうな、ハッとするストーリー展開や逆転劇はない。どこにでもありそうな話。しかし新海監督はそれが描きたかったらしいですね。どこにでもあるような風景の中の美しさと、物語を。
相変わらずの背景画の美しさと、それを活かした環境描写は異常とも言える力を持って襲いかかってきます。心理描写はそれに助けられている感じはしますが、3部に分けて2話の語り手を「遠野君」から変えることによって、一人称視点からだけでは描ききれなかった内容をうまく捉えられていると思います。
もやもやが吹っ切れたと書きましたが、むしろ増したような感じもしています。作品を観るにあたって、楽しみにしていた部分の感情が、そのままそっくりある感覚に置き換わっています。切なさに似ているけどスカッと晴れた感じです。
これから先、雪や桜の花びらを観るたびに今までと違う目で見られそうな気がする。そんな気分にさせてくれる映画でした。
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追記:主題歌が良すぎるにも程があります!
ユニバーサルJ (2007/03/03)
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名曲あってこその名場面・感動だったと思えます。
いい映像といい曲が混ざるとえらいことになりますね。
秒速5センチメートル
国内外で高い評価を受けた前作『雲のむこう、約束の場所』から2年、新海誠監督の待望の最新作。 誰もが通り過ぎゆく日常を切り取った、切なくも美しいラブストーリー。 本作は一人の少年を軸に、ヒロインとの再会の日を描い…