涼宮ハルヒの憂鬱 (2)
posted with amazlet on 06.06.30
ツガノ ガク 谷川 流 いとう のいぢ
角川書店 (2006/06/23)
角川書店 (2006/06/23)
表紙に惹かれて儀式のように購入してしまったが、これはひどい。
もうこれしか言うことがないのだが、このコミックス版の作者であるツガノガク氏の画風がアニメ版ハルヒに影響されすぎだ。確かにアニメ版や自分の想像とはすこし違ったキョンや長門や古泉像だったが、どことなく愛嬌のあるキョンの顔は(原作に忠実であるかどうかは別として)嫌いではなかったし、氏も最初からあの画風で行くからにはなんとか頑張って欲しかった。まぁ、キョンと谷口の区別がつきにくいのは困りモノであったが。
収録されている「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅷ」と「Ⅸ」では、そのキャラクターにどえらい差がある。特にキョンの顔は別人と言っても過言ではないほど整形されており、どこからどう見ても「あぁ、アニメ版に似せたな」と言わざるを得ない。そうみるとみると、該当話は少年エース6月号に収録された話であり、丁度時期もアニメ放映開始の時期と重なる。古泉君も髪型変わりすぎですよ。もっとさりげなく変えられなかったのか。肝心の長門はあまり可愛くなってない。どうしてだ。どうしてなんだ。
こっちのが「ハルヒらしい」と仰る方も多いのかもしれないが、この絵柄ならアニメの方が数倍上手い上に動きまであるわけで、わざわざ漫画を読む価値がないのではないだろうか。あ、そうそう、「ハルヒのチョンマゲポニテ」を初(?)画像化させた点については頑張っている、と言える。しかしこれ…では萌えるところが失笑しか出てこない。