第20講 おやすみミント君

第20講 おやすみミント君 | 螺旋日誌DSC_4212
我が家で飼っているヨークシャーテリアのミント君が、平成27年1月16日(金)12:15ころ、永眠しました。
奇しくも、17歳の誕生日を迎えた、その日でした。

ちょうど一週間前から、下痢になりました。
ものを食べなくなり、そこまでは今までにもよくある、お腹の不調かな?
と家族の誰もが思っていたのです。

どうも、これはおかしいと動物病院へ連れて行ったのが前の週の土曜日。
そのときにはもう、もともと細かった身体が痩せ細り、体重はわずか1.7kgでした。
それでも、水は自力で飲む元気がありましたし、おやつを食べることもありました。
獣医さんの診察結果は、不明。
精密な血液検査もできたのですが、齢17の老犬の病因が確定しても治癒は難しいと考えました。
今思えば、おそらく先生は最期を悟っていたのではないかと思います。

それから、あれよ、あれよと言う間に。
自力で歩けなくなり。
お医者さんで貰った美味しいフードも食べなくなり。
水飲み場まで連れて行ってあげれば、水を舐めますが、もう足腰が全く立たなくなっていました。
一日中ヒーターの前で寝ているだけで、意識もあるのかどうか解らない・・・。
撫でて上げれば反応はしていました。ミント君。
それが本当に、この3,4日前のこと。

声を上げたらトイレのサイン。
最期まで、自分の寝床を汚すことはありませんでした。

最後の二日は、母が一緒に寝てあげたそうなのですが、その日の朝はずっと鳴き続けて眠れなかったと。
朝、仕事に行く前もずっとか細い声で鳴いていて。
軽くなってしまった身体を抱き上げてあげると鳴きやんで。

仕事だから行くけど、これは今日・・・覚悟が要るかもしれない。

予感が外れたらいいのに、と思いながら帰宅しましたが、既に冷たくなっていました。
一番好きだった母の腕のなかで、安らかに逝ったそうです。
数日に分けて、覚悟を決めて、涙を分割して流し続けていたはずでしたが、あっけなく決壊。
いつか来る日だと解っていましたが、あまりにも急すぎる。

朝もっと抱いてあげれば良かった。
散歩もずっと行ってあげてなかった。
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前の日の夜に毛をといてあげられてよかった。
ほんと、冷たくなって。堅くなって。動かなくって。
当たり前だけど動かなくなってた。
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すごく、元気な子でした。
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病気といった病気になることもなく。

晩年は少し痴呆気味で、夜泣きをしたり、屋内でトイレをするようになってしまいました。
それでもちゃんと決めたところにトイレをしていたのです。
小便用オムツなんかも、ほんとにこのお正月に買ったのですが、使わずじまいでした。
賢い子でした。
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すごく、好きでした。
17年って俺の人生の半分じゃん。マジすごい。

おやすみ、ミント君。
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17年ものあいだ、家族の笑顔をまもってくれてありがとうね。
むこうで親父と会えたかなあ。お互い、顔を忘れてるんじゃあないか。

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Tatsuya/spyral について

アラフォー雇われ機械設計技術者。 試作・工作機械・航空機・自動化ラインなど広く浅くやっております。 岡山県在住。大阪、名古屋に在住歴。 熱しやすく冷めやすい、広く浅いオタクです。 二次元ではない嫁を探しています。結婚しました。 ガジェット、カメラ、Android、プラモ(AFVほか雑食)、フィギュア造形、に興味があります。3DプリンタはZortrax M200、Photon所持していますが大抵遊ばせているのでご依頼いただけれれば出力可能。 フィギュアの造形できないけどなんとなくワンフェス・ガレキ勢。 読書目標は100冊/年。(永遠の課題)

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