我が家で飼っているヨークシャーテリアのミント君が、平成27年1月16日(金)12:15ころ、永眠しました。
奇しくも、17歳の誕生日を迎えた、その日でした。
ちょうど一週間前から、下痢になりました。
ものを食べなくなり、そこまでは今までにもよくある、お腹の不調かな?
と家族の誰もが思っていたのです。
どうも、これはおかしいと動物病院へ連れて行ったのが前の週の土曜日。
そのときにはもう、もともと細かった身体が痩せ細り、体重はわずか1.7kgでした。
それでも、水は自力で飲む元気がありましたし、おやつを食べることもありました。
獣医さんの診察結果は、不明。
精密な血液検査もできたのですが、齢17の老犬の病因が確定しても治癒は難しいと考えました。
今思えば、おそらく先生は最期を悟っていたのではないかと思います。
それから、あれよ、あれよと言う間に。
自力で歩けなくなり。
お医者さんで貰った美味しいフードも食べなくなり。
水飲み場まで連れて行ってあげれば、水を舐めますが、もう足腰が全く立たなくなっていました。
一日中ヒーターの前で寝ているだけで、意識もあるのかどうか解らない・・・。
撫でて上げれば反応はしていました。ミント君。
それが本当に、この3,4日前のこと。
声を上げたらトイレのサイン。
最期まで、自分の寝床を汚すことはありませんでした。
最後の二日は、母が一緒に寝てあげたそうなのですが、その日の朝はずっと鳴き続けて眠れなかったと。
朝、仕事に行く前もずっとか細い声で鳴いていて。
軽くなってしまった身体を抱き上げてあげると鳴きやんで。
仕事だから行くけど、これは今日・・・覚悟が要るかもしれない。
予感が外れたらいいのに、と思いながら帰宅しましたが、既に冷たくなっていました。
一番好きだった母の腕のなかで、安らかに逝ったそうです。
数日に分けて、覚悟を決めて、涙を分割して流し続けていたはずでしたが、あっけなく決壊。
いつか来る日だと解っていましたが、あまりにも急すぎる。
朝もっと抱いてあげれば良かった。
散歩もずっと行ってあげてなかった。
前の日の夜に毛をといてあげられてよかった。
ほんと、冷たくなって。堅くなって。動かなくって。
当たり前だけど動かなくなってた。
すごく、元気な子でした。
病気といった病気になることもなく。
晩年は少し痴呆気味で、夜泣きをしたり、屋内でトイレをするようになってしまいました。
それでもちゃんと決めたところにトイレをしていたのです。
小便用オムツなんかも、ほんとにこのお正月に買ったのですが、使わずじまいでした。
賢い子でした。
すごく、好きでした。
17年って俺の人生の半分じゃん。マジすごい。
おやすみ、ミント君。
17年ものあいだ、家族の笑顔をまもってくれてありがとうね。
むこうで親父と会えたかなあ。お互い、顔を忘れてるんじゃあないか。
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