Tatsuya/spyral について

アラフォー雇われ機械設計技術者。 試作・工作機械・航空機・自動化ラインなど広く浅くやっております。 岡山県在住。大阪、名古屋に在住歴。 熱しやすく冷めやすい、広く浅いオタクです。 二次元ではない嫁を探しています。結婚しました。 ガジェット、カメラ、Android、プラモ(AFVほか雑食)、フィギュア造形、に興味があります。3DプリンタはZortrax M200、Photon所持していますが大抵遊ばせているのでご依頼いただけれれば出力可能。 フィギュアの造形できないけどなんとなくワンフェス・ガレキ勢。 読書目標は100冊/年。(永遠の課題)

森博嗣:もえない―Incombustibles

もえない―Incombustibles
もえない―Incombustibles

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森 博嗣
角川書店
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 いまいち何をテーマに据えているのか解らなかった。

森先生にしては珍しい、高校生という主人公設定だったので、そういった面では新しい感じがして楽しめた。
 
 ストーリーとしては凡庸なもの。ちょっと展開が突飛すぎてミステリと呼ぶにも気が引ける。タイトルはまぁ森先生らしいが秀逸と言うほどでもない。

鶴田 謙二: おもいでエマノン

 小説のコミカライズというのは、あまり上手くいっている例を見ることがないけれど、本作は至高の出来だと感じました。
 エマノンシリーズの第一話とも言える「おもいでエマノン」の物語を忠実に、かつ旅愁豊かに描き上げています。
 刹那の出会いと別れ。
 さっぱりしてて、ちょっと切ないけれど綺麗な物語です。小説を読む習慣の無い方でも、このコミックスは読んでみる価値があるかと思います。

西尾維新:クビシメロマンチスト

クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫)
西尾 維新
講談社
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 文庫化第二弾、十分に咀嚼しながら読まないと勿体ないな、などと思いながらも一気に読み終えてしまった。変わらず登場人物が濃ゆい。言い換えると非常にライトノベル的な設定。

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誰も知らなかったiPhone

 iPhoneという字面を眺めていて思い出した事がある。
 
 iPhoneを提供しているのは、ソフトバンクモバイルという会社だ。
 その前身となった会社を覚えているだろうか?
 そう、vodafoneだ。今ではその響きすら懐かしい。

 もう少し時代を遡ろう。
 vodafoneの前身だった会社を、あなたは覚えているだろうか?

 そう、Digital TU-KA・・・は遡りすぎである。

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 J-PHONE!

J-PHONE > vodafone > Softbank Mobile > iPhone >jPhone >J-PHONE > ・・・!

 以上です。

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犬村 小六:とある飛空士への追憶

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 彼方此方で評判のライトノベル。

 評判なのも頷ける、これぞライトノベル!という出来だ。ライトノベルの教科書というものがあるならば、それをそのまま昇華されたものが本作とも言える。儚くも美しい物語。

 戦争、差別、身分違いの恋…。

 王道中の王道を描きながら、ここまで洗練された物語はそうそう無い。敵地から逃げ帰る姫君と過ごす、淡く切ない5日間。

 あと、あまり詳しくは書きませんが表紙が秀逸ですね。お気に入りです。

近藤 史恵:サクリファイス

サクリファイス
サクリファイス

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近藤 史恵
新潮社
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 自転車のロードレースでは、エースの勝利のためには自らの勝利を犠牲として、チームでの勝利を目指さなければならない。サクリファイスとは、犠牲の意味だ。

 この本を読み終えた時、この物語をミステリと片付けてしまうには難しい、深い感銘を受けるだろう。そして、犠牲とは何か考えることになる。何もロードレースだけの話ではない。私たちの実生活でも、多くのものを犠牲にして、そして同時に誰かの踏み台にもなっているだろう。

西尾 維新:クビキリサイクル

 自分でも意外なことに、西尾氏の作品を最後まで読み終えるのは初めて。それは興味が無かったとかではなくて絶対面白いのがわかってるから。
 森博嗣にあこがれてメフィスト賞に応募して見事受賞しちゃった本作が私のツボを突かないはずないじゃないか。ハマると散財しそうで怖かった。

 …でも文庫本が出てきちゃったら買うしかないよね。装丁も綺麗なので図書館ですませるのは勿体ない。

 しかし読み終えて、内容に関してはちと期待が過ぎたのかもしれない、と思った。ミステリとしては平凡かもしれない。
 ただ、キャラクターはいい意味でも悪い意味でも平凡から外れまくっているし、シリーズを追うごとに面白くなるそうなので期待して読み続けたいと思う。

梶尾 真治:おもいでエマノン

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梶尾 真治
徳間書店
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 タイトルにもなっている「エマノン」は生命の歴史を全て記憶している女性。いや、記憶しているというより、世代を超えて体験し続けているといったほうが正しいだろうか。
 この作品は、そんな彼女が放浪の先で出会う様々なヒトとの物語を描いた連作中編集。

 彼女の記憶、悠久の時の流れの中で、彼らと過ごした時間はほんの一瞬でしかない。しかし彼女はそうしたスタンスでヒトと接しない。どこか達観している部分はあるが、真摯にヒトと向き合っている。
 原始地球からの生命と共に歩んできたエマノンの話であるから、その内容も生命とは何だろうか、と考えさせられるものが多い。

 ちなみに、鶴田謙二氏の作画でコミックスとしてリバイバルしている。今年の5月出版なのでかなり新しい作品。最近までAmazon品切れだったのだが今見たらあったので早速注文しました!

森見 登美彦:有頂天家族

有頂天家族
有頂天家族

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森見 登美彦
幻冬舎
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 私は自称、森見氏のにわかファンだけれど、さらにその傾向が強まりそうに感じた一冊。

 今まで京大生が破天荒な言動をする作品ばかりであったが、今回は舞台こそ京都なれど、狸の家族のお話である。

 狸やら天狗やらが出てくるというと、いかにも幻想的な物語であるかのようであるが、むしろ京都に行ったら本当にそこらに狸が歩いているのでは、と思ってしまうほどの力強さを持っている。

 狸も大変なんだなぁー。とほっこりしつつ、終盤のスピード感あふれる展開に思わず涙してしまった。しかも狸のツンデレまで登場。

 この本はいい。

 簡単に読めるのに、面白くって感動する。
 最高じゃないか。

SONG SUMMONERは600円

 スクウェア・エニックスからiPod専用のゲームが出たと聞いたので早速ダウンロード購入して遊んでみました。その名は”SONG SUMMONER”。
 ・・・歌召還士?

songsummoner.jpg

 参考記事:・スクウェア・エニックスがiPod専用の本格RPG「ソングサマナー 歌われぬ戦士の旋律」を発売開始 – GIGAZINE

 まだ少ししかプレイしていませんが、これだけのゲームがiPodで出来るとは驚きです。しかもこれはiPodだからこそ実現できたゲーム・システムでしょう。

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